毎月の携帯電話料金や固定電話料金に乗せられているユニバーサルサービス料が2016年7月から1番号あたり3.24円に変更となった。6月分までは2.16円なので、1.08円値上げされたことになる。
ユニバーサルサービス料ってなに
ユニバーサルサービス料は、NTT東日本・西日本が提供する加入電話(相当の光IP電話も含む)、総務省が必要と認めた(第一種)公衆電話、110・118・119番の緊急通報サービスに対する赤字金額を補填するための費用。半年ごとに見直される。補填する額はザックリいえば「赤字金額÷番号数」で赤字金額を超えない。詳細な計算式はTCAのページにあるが、筆者には計算できない。
ユニバーサルサービスに、ADSLや光ファイバーインターネット、携帯電話などは含まれない。
ユニバーサルサービス料を負担するのは総務省から電話番号の交付がある事業者。1番号あたり○円で算定される。ユーザーに転嫁してもよいし、自社で負担しても良い。だいたいはユーザーに転嫁している。
金額の推移
開始月 | 規定された金額 (消費税含む) | 注 |
2007年1月 | 7.35円 | |
2008年1月 | 6.3円 | |
2009年1月 | 8.4円 | |
2011年1月 | 7.35円 | |
2012年1月 | 5.4円 | |
2012年7月 | 3.15円 | |
2014年4月 | 3.24円 | ※消費税の8%への変更に伴う |
2015年1月 | 2.16円 | |
2016年7月 | 3.24円 |
まとめ・関連リンク
たくさん携帯電話をお持ちの皆さんの負担が1円増えることになります。
・ユニバーサルサービス料 – 総務省 …7/11現在更新されてません。タスクフォースとかやる前にちゃんとやれ。
・ユニバーサルサービス支援業務 – TCA