先日、CPU(他もろもろ)を新調してHaswell-Eの最上位モデルであるCore i7-5960X Extreme Editionを導入しようとした作業中に事故は起こった。「また初期不良を引いたのかな」とまずは電源を疑う。が、それまで使っていた電源に戻しても起動しない。最低限のパーツのみの状態として、電池を抜きCMOSクリアをする。やはり起動しない。夜もおそかったのでとりあえず翌日に確認することにした。
翌日、CPUの初期不良(ほとんど聞いたことがないが)を疑い、CPUを元々使っていたCore i7-5820Kに取り替えた。起動しない。CPUを外して、ソケット部分を確認した。
見事に曲がっていらっしゃる。しかも1個だけ。運がいいのか悪いのか。ソケット部分のピン曲がりはメーカー保証の対象とならないうえ、修理代はメーカーによって異なるものの1万円前後はかかる。
ちなみにこの記事を書いている時点では、2016年2月15日以降に購入した国内代理店扱いのGIGABYTE製のマザーボードは6か月、2016年5月27日以降に購入のASRock製マザーボード(一部除く)は3か月の間無償で修理してくれるようだ。
筆者のマザーボードはGIGABYTE製の「GA-X99-UD4P」、しかも今年に入ってから買っている。が、1月購入なのでこのサービスは対象外…。つまり有償修理であるが、今回はProject White(ツクモ)が提供する延長保証サービスに加入していたため購入金額を上限とする修理を受けることができるようだ。
できるようだ、と書いたのはメーカーに修理に出してみないと金額はわからない。期間は1か月ほどは見てほしい。とのことなので、実際にその期間使えないことを考えるとマザーボードを新調した方が良いという考えに。結果的にマザーボードを新調し、修理から戻ってきたら保守用のパーツとして保管しようと思う。ちょうど新製品であるGIGABYTE「GA-X99-Ultra Gaming」というのが出るのでそれを予約購入。このマザーボードについては別途書きたい。
まとめ
・CPUとソケットの取り扱いには気をつけよう
・2016年7月現在GIGABYTE、ASRockのマザーボードには一定期間ピン折れ保証がついている。がいずれも修理扱いとなるため時間はかかる
・ASUSやMSIといった他のメーカーではピン折れに保証はない
・心配ならば販売店のサービスも利用を検討する
ツクモ:延長保証 (販売価格により540円〜で5年保証、2年目以降は50%以下に減額される)
ドスパラ:パソコン保険 (販売価格の5%で1年、10%で2年、15%で3年)
関連するリンク
・GIGABYTE製マザーボード国内代理店(いずれも6か月):旭エレクトロニクス・リンクスインターナショナル
・ASRock製マザーボード国内代理店(いずれも3か月):アスク・マスタードシード・CFD販売
ってここまで書いてASRockマザーはドスパラも国内代理店であることに気づいた。で、特にリリースは出てなさそうなので無償修理対象外?代理店のシールはよく確認しよう。(パソコン保険に入れってことかな)
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